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第57回 平成26年7月17日 葉室麟『蜩ノ記』

■普段、小説はほとんど読まない。時代小説はまず読むことはないが、今回は課題本として読み通した。現代調の文章で展開され、ストーリーがすっきりと頭に入る。主人公秋谷と庄三郎の人間的絡みがとても良い。爽やかな気持ちで読み終えた。
■これほどすらすらと読み終えた本はない。いまの淀み腐れた政治、社会情勢を忘れ、集中して読むことができた。命を懸けて正義を通すサムライの意地、実に爽やかだった。
■見せ場や盛り上がりに欠ける小説で、途中、何度も居眠りしたが、源吉が虐殺されてからの郁太郎少年の活躍と、それを支える庄三郎、秋谷の活躍に引き込まれて、ここからは一気に読み終えた。今年の10 月4 日から映画館で上映されるそうだが、楽しみである。
■読みやすい魅力的な文章だが、盛り上がりに欠け、退屈だった。悪家老がほしいままに藩を牛耳り、清廉には生きにくい世の中を、最後まで意地を通す。「永遠のゼロ」や「蜩ノ記」が読まれるのは、世の中の閉塞感を打ち破ろうとする大衆の声なのだろう。
■セミの鳴き声に似つかわしい、静かで、美しい作品だった。一人の武士が己の節を通して人生を全うし、それを取り巻く家族の情愛、清廉な生き方に心を打たれた。ただ、戸田秋谷が10 年後に切腹する発端となった事件の詳細、歴代藩主をめぐる相関が分かりにくかった。
■直木賞受賞作と聞いて楽しみにしていたが、期待外れだった。テーマが藩史の編纂という地味なテーマであることと、そこにお家騒動を絡ませ、それも正室と側室との争いという、ありきたりのテーマであることで、興味が半減した。
蜩の記
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