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第55回 平成26年3月27日 今野晴貴『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』

■ブラック企業とは、暴力団の隠れ蓑としてのフロント企業のことだと思っていたが、この本を読み、一部上場の大企業、たとえばユニクロ、ワタミ、ヤマダ電機などの、新卒労働力を大量に採用して大量解雇する、暴力団顔負けのタコ部屋企業のことだと知って、背筋が寒くなった。
■ブラック企業は、人と国家を食いものにする悪である。若い労働者をうつ状態に追いやり、国の医療費負担を増大させる。ブラックがブラックを生み、日常化されてしまう。自分が働いていた医薬品の卸販売会社も、今思うとブラックだった。良い本を読んだと喜んでいる。
■この本は、ブラックといわれる個々の企業の現象面のみを捕えていて、なぜブラック化したのか、その背景には一切触れていない。その背景分析こそがキーのはずだ。
ブラック企業
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