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第44回 平成24年5月10日 東野圭吾『幻夜』

東野圭吾の「白夜行」シリーズ第2弾、「幻夜」を取り上げた。ストーリー・テリングのうまさ、場面の切り替えの巧みさ、伏線のみごとさ等々、東野圭吾は当代随一の作家だろう。
主人公・新海美冬は『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラを彷彿とさせる。その美貌・野望・知謀を駆使し、自分に近づく人間を手玉に取り、野望達成のためには人殺しも辞さない。話のテンポが速く、読者を引きずり込むが、エンディングは呆気ない。
冒頭、阪神・淡路大震災をほうふつとさせる。主人公・新海美冬はスーパーレディーの毒婦で、土壇場に追い込まれてどんどん知恵を出す。
神戸の震災の体験が甦り、映像を見る思いで読んだ。美冬は何度も整形手術に走り、心ではなく形を求める女だ。エンディングの美冬のセリフ『こんな素晴らしい夜は初めて。幻みたい』が印象に残った、怖い女だと身震いした。
『過去を二人で変えるんや・・』との美冬の言葉を信じて彼女に思いのままに操られ、言われるままに犯罪を繰り返し、最後に不幸な死を遂げる水原雅也は哀れである。
人間とはこんなにも変われる生き物なのか。阪神大震災のどさくさに紛れて叔父を殺し、女が栄達のために何度も整形手術を施し、人殺しを重ねる。小説のテンポが速く、最後まで面白く読めた。
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