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第37回 平成23年3月18日 シオドーラ・クローバー『イシ-北米最後の野生のインディアン』

最後まで読むのに大変難渋した退屈な書であった。著者は「イシ」を保護してサンフランシスコの人類學博物館で生活させたクローバー教授夫人である。またこの教授夫妻の娘は「ゲド戦記」の作者アーシュラ・ルークロインである。
1911年8月29日、このインディアンが犬に追いかけられて畜殺場に現れるところから始まる。この時代はアメリカ南北戦争の50年後頃にあたる。イシはカリフォルニア州の中央部サンフランシスコの東部で南部ヤナ地方のヤヒ族であることが解る。イシは最後まで名前をいわなかったのでヤナ語の人の意味であるイシと言う名前にした。イシは原始人的な生活をしていた。
このころには西部開拓者や侵略者による虐殺・惨殺で、この地方のインディアンは絶滅していく。この本の前半は、インディアンが絶滅していく様子をダラダラと列記している。住んでいる場所を追われ食べる物もなくなってやむをえず牛や羊を盗むと、そのことに逆上した白人達は虐殺・惨殺を繰り返す。虐殺という言葉は避けて逃げている。後半はイシが博物館の中の一部に住み管理人兼小伝いとして月給26ドルをもらい、今までの生活の様子を一般見学者に公開していた。博物館に引き取ってから4年7カ月後にイシは亡くなる。推定年齢57・8歳であった。このような話が延々と有り、これはただ単なる記録書に過ぎない。(SA)

残念ながら、三分の一を読んだところで着いていけず、ギブアップ。石器時代文化を生きたイシが、北米最後の野生のインディアンとして中年を過ぎて二〇世紀の世の中に現れ、数年で身罷るまでの記録である。素材としては面白いネタなので、書きようによっては面白く仕上がった筈。イシは幸せだったろうか。むしろ石器時代の生活に帰りたかったのではないか。
コロンブスが新大陸を発見し、キリスト教文化を持ち込んで原住民に幸いをもたらしたと、意気揚々を凱旋するが、原住民にしてみれば堪ったものではあるまい。妙な宗教は押しつけられるは梅毒は移されるはで、ふんだりけったりだろう。イシも同じような心境ではなかったか。 (OM)
ishiindian.jpg 

童話版『二つの世界に生きたインディアンの物語-イシ』もあります。
ishidouwa.jpg 

手塚治虫も「少年サンデー」で『原人イシの物語」として取り上げています。
ishi.jpg
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