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1/23(土)森守ボランティア トゥエンティクロス イノシシの死骸処理

六甲山系には約3000頭のイノシシが生存しているといわれています。
昨年末、山の会の森守ボランティア活動中、トゥエンティクロス・河童橋の近くのハイキング道横にイノシシの死骸を発見、ハイカーの目につき、放置することができないことから神戸市に要請、20日間以上かかりましたが、無事処理していただけました。
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トゥエンティクロス・河童橋近くにのイノシシの死骸トゥエンティクロス・河童橋近くにのイノシシの死骸
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神戸市に依頼、委託業者の方でイノシシ遺体の運搬神戸市に依頼、委託業者の方でイノシシ遺体の運搬
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第66回 平成28年1月14日 浅田次郎『鉄道員』(ぽっぽや)

浅田次郎『鉄道員』(ぽっぽや)を読んだ。同作者は2005年2月(第2回読書会)で、『メトロに乗って』を取り上げて以来11年ぶり。合評会ではほぼ全員の好評を博した。
■TVで観た高倉健一周忌番組でこの作品が紹介されていたので、課題図書に推薦した。収録された8作品とも、人間同士の触れ合いが巧みに描かれている。浅田次郎は、不器用にしか生きられぬ人間を描くのが巧みである。
■自分の読書パターンは、一度はまったらその作家を徹底的に読むタイプ。浅田作品はどれも奥深い内容のある作品で、読後感もよく、しばらくはこの作家にのめり込みそうだ。素晴らしい作品を推挙してくれた同人に感謝する。
■日本人的な、泣かせの名作短編集である。現実とあの世のはざまに、美しい情景描写と名ゼッリフをダブらせ、心を揺さぶる。表題作『鉄道員』(ぽっぽや)も良かったが、『ラブレター』、『盂蘭盆会』も秀逸な作品だ。数十ページの中に簡潔に人生を描き、不器用にしか生きられぬ人間の生き方に、涙腺が緩んでしまった。
■浅田次郎が上手い、と思うのは、現実と非現実、シュールの世界を巧みに交錯させながら、境界の区別がつかなくなる程に、読者を物語の世界に引きずり込む手法である。例えば、『メトロに乗って』では、地下鉄銀座線の赤坂見附に向かう地下道を歩いているうちに道に迷い、階段を上がると、そこは終戦直後の闇市の世界で、露天の食い物屋の饐えた匂いが充満する赤坂見附の雑踏である。『鉄道員』(ぽっぽや)では、目の前に死んだ娘が現れて、子供時代から、中学・高校、へと成長してゆく過程を、一瞬のシュールの世界として描き出している。お勧め本は『天切り松・闇語り』、明治末期から大正、昭和初期にかけての物語である。『天国への百マイル』も泣けた。おふくろを看取る話で、極道なあにきに送って読ませた。
■人情味あふれる作品で、泣かされた。自分は、ファンタジー小説はあまり好きでない。『鉄道員』(ぽっぽや)で、死んだ娘が幽霊になって出てくる件は、感心しない。
■この作品には、帯広線など、不採算で廃止になるローカル線の悲哀がにじみ出ている。鉄道で働く「ぽっぽや」たちの誇り、苦労、悲しみを謳い上げた名作である。
■「列車がトンネルに入ると慌てて窓を閉めた。」、あの一こまを懐かしく思い出している。昭和の初期、今考えると、良い時代だった。無駄のない文章、特に会話がうまい。会話での語り口を通して、読者に、その場の情景をありありと浮かび上がらせる。
■8作品を集めた短編集だが、どれも秀逸な作品である。浅田次郎は好きな作家で、よく読む。長編『蒼穹の昴』は2度読み直した。この作家は卓越した描写力で、場面々々を彷彿とさせる。余韻を残すエンディングもうまい。
■浅田次郎は『メトロに乗って』を読んだのが初めて。『鉄道員』(ぽっぽや)は高倉健主演の映画でみたが、映像とはだいぶ違う印象で読んだ。人間関係が、登場人物の目線で細かく描かれていて、主人公の仕事に対する責任感、一家を支える主の決意が見える。爽やかな読後感で読み終えた。
■この作品を読み、「ぽっぽや」は昭和の遺産、と感じた。石炭を焚いて走る列車の旅など、今の若者には想像もつかぬだろう。スピード万能の申し子・新幹線、リニアカーでの旅など、ロマンのかけらもない。自分は20年生まれ、昭和は遠くなりにけり、である。
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