You are not Logged in! Log in to check your messages.

Check todays hot topics

Search for Services:

Please Log in

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第59回 平成26年11月13日 百田尚樹『海賊とよばれた男』

第10回本屋大賞を受賞したベストセラー。「永遠のゼロ」につづき、2冊目の課題本である。全員の熱い賞賛を受けた。
■素晴らしい本と出合えたことを喜び、推薦者に感謝している。中でも圧巻は、イランとの石油取引に関わるくだりで、自分のイラン駐在時代を彷彿とさせ、ひとしおの感慨をもって読み終えた。日田重太郎との人間関係、これがまた素晴らしい。
■とにかく面白かった。以前、この会で「ブラック企業」を取り上げたが、それと対照的な出光式経営方針に共感を覚える。銀行は残酷である。晴れた日に傘を貸出し、どしゃ降りになると返せ、という。サムライ魂の一匹狼、出光佐三はすごい男だ。
■登場人物が多すぎて、入口で面食らった。明治、大正、昭和と三代にまたがる男の壮絶な叙事詩である。出光佐三という、とてつもない男の生き様が見事に描かれている。日田重太郎という人物との出会いが、佐三を生涯支えた。そして日章丸の船長・新田辰男が、いい味を出している。テレビの映像を見ているようなストーリー展開、素晴らしい本を読んだと、感謝している。
■自分は満州生まれで、出光の苦労がよくわかる。アメリカが産油国として圧倒的な力を持ち、高値でぼろもうけするなか、日本は護送船団方式で対抗せざるを得なかった。出光がこの方式に真っ向から戦いを挑む、胸のすくような話である。
■作者はもともと放送作家で、小説の手法もテレビの台本を書くようなトーンである。宝井馬琴の講談を聞いているようで、場面々々が彷彿としてくる。解説に堺屋太一を持ってきたのは良かった。
kaizokuyoba.jpg
スポンサーサイト
« | HOME |  »
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。