You are not Logged in! Log in to check your messages.

Check todays hot topics

Search for Services:

Please Log in

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第53回 平成25年11月14日 城山三郎『辛酸』田中正造と足尾鉱毒事件

この小説は、川の汚染にからむ裁判の成り行きを追う話しではなく、足尾銅山の鉱害に題材を取った人間のドラマである。
官憲と手を結んだ古川鉱業が銅の毒液を川に垂れ流しても罰せられないため、「野垂れ死にするまで戦う」として立ち上がった田中正造、こんな人間が実際にいたのだと感銘を受けた。主人公はまさに現代の佐倉惣五郎である。
欧米でもアジアでも南米でも、いつの時代にも公害汚染の問題は発生していた。まさに歴史は繰り返している。今は中国でのPM2.5の問題がある。ざっと周りを見回して見ても、この手の社会公害に真正面から取り組む作家は、城山三郎が最後になってしまった。他は資本主義におもねる作家ばかりで、寂しい限りだ。
辛酸
スポンサーサイト
« | HOME |  »
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。