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第49回 平成25年3月14日 桐野夏生『OUT』

2度読み、暗い閉塞感にとらわれた。文章にムダがなく、スピード感がある。上下600ページを越える長編だが、すらすらと読み終えた。これまでの小説のなかで、これほど抵抗なく、スムースに読めた小説は初めてである。雅子を筆頭に、色々な訳ありの女性が登場するが、雅子はまさにはがねのように強い女だ。

まったく次元の違う世界に暮らすヤクザの佐竹が、じりっ、じりっと雅子の生活空間に入り込んでくる不気味さに、スリルを覚えた。訳ありの女達を登場させ、弁当工場という舞台に上げてそれぞれの修羅を演じさせる、みごとだ。
この作品で桐野夏生の熱烈なファンになった。英訳され、アメリカ・エドガー賞の候補にもなった作品である。
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